婚活という言葉が流行りだした背景には理由があります。
結婚のための活動なんて、よくよく考えるとおかしな言葉だと感じる人もいるでしょう。
でも実際あなたの周りを見回してみて頂くと、意外なほど未婚者、無配偶者が多いと感じる事はないでしょうか。
一度も結婚した事がないという人もいれば、離婚してしまいそのまま再婚できずにいる人もいます。
結婚したいと思っていながらも、なかなか結婚できていない人は、実は年々増加傾向にあるのです。
そのような人には婚活の中でも最も成約率の高い結婚相談所の活用をおすすめします。
下がり続ける婚姻率を統計で見てみよう
今「結婚適齢期」と考えられているのは、団塊ジュニアとよばれる世代の次の世代の若者達ですが、実は団魂ジュニア世代の人達も、未婚あるいは無配偶者のまま過ごしている人が多く、それは年々増加の一途をたどっているのが今の日本です。
そして未婚や無配偶者の人達は、結婚したいと思っているのになかなか結婚できないという現実があります。
※グラフが見えにくい方はクリックして頂くと大きく表示されます。
引用:厚生労働省
平成28年に厚生労働省が公表した統計によると(平成31年1月現在では最新となります)、昭和40年代以降婚姻率がどんどん下がっているのが解りますよね。
このグラフの中で”線”で描かれているのが婚姻率で、平成27年(2015年)では人口1000人に対して婚姻率は5%近くまで下がっています。
これを冷静に考えてみてください、とても恐ろしい現実だと思いませんか?
女性の年齢別婚姻率を見てみると解る厳しい現実
ここで結婚していない女性を年齢別に婚姻率を見てみると更に恐ろしい現実が見えてきます。
これは2010年と2015年での比較になりますが、着目して欲しいのは「無配偶婚姻率」と「未婚者初婚率」という項目です。
※グラフが見えにくい方はクリックして頂くと大きく表示されます。
引用:厚生労働省
2010年と2015年を比較しながらにはなりますが、結婚していない女性の年齢別の婚姻率は、30代後半になってからどんどん下がり続け、40代になると、結婚できるのは3人に1人という状況にまで下がってしまいます。
用語を解決しますと以下のようになります。
30代後半からは結婚そのものが難しくなる現実
これを具体的に例を出して説明しますね。
例えば、バツイチの40歳女性がいたとします。
この女性の婚姻率は、2010年で33.5%、2015年では38.5%という見方をします。
表の中で婚姻率が100%を超えているのは、分母が10月1日時点の数値になるのに対して、分子は年間の数値になっているからです。
例えばバツイチ子持ちの女性というのは、身近でもとても多いのではないかと思いますが、子供を自立させていくまで独身でいたとすれば、多くの女性は40代後半から50代になってしまいますよね?
そこで第2の人生をと考えて新しいパートナーを探し出したとしても、2015年の婚姻率を見てみると、結婚できる確率は、45歳で16.8%、50歳では11.5%、ということです。
つまり、45歳女性が結婚できるのは10人中2人もいない、50歳女性にいたっては10人中1人、という事です。
婚姻率の高い結婚相談所での出会い
今では誰もが知っている「婚活」という言葉ですが、初めて使われたのは実は2007年です。
その後「婚活」という言葉は様々な場所で注目を浴びて、世間の認知度も急激にアップしてきましたが、その背景になるのはこのような婚姻率の状況も大きく関係していると言えそうですね。
結婚相談所とは、その名前の通り結婚を目的としたサービスを提供しているところですが、婚活の一つの方法として結婚相談所について、ここでメリットとデメリットを考えて、それぞれのポイントをまとめてみました。
結婚相談所にはいくつかのタイプがあり、それぞれに特徴があります。
そのタイプ別の選び方についても紹介したいと思いますので、あなたの婚活にお役立て頂ければと思います。
結婚相談所のメリットとは
結婚したい人へピンポイントでアプローチする事が出来る
合コンなどのイベントでは、恋人は欲しいけれど結婚までは考えていないと言った、”出会い”のみを目的とした人も多いのに対して、結婚相談所で出会う人とは、結婚を目的としたお付き合いを考えている人と言えますので、本気で結婚したい人同士で出会うことが出来る分、良い相手にさえ出会えたときには、スムーズに話が進んでいくことが多いと言えます。
相手の正確でより細かな情報を事前に知ることができる
例えばどんな趣味を持っているか等は直接やり取りが始まれば普通に会話の中で訊ねることが出来ますが、年収であったり家族構成や友達付き合い等、最初のうちは聞きづらい事も多いものですよね。
ところがこれらの殆どの情報は結婚相談所ならば事前に知る事も出来ます。
最近では独身証明書の提出のみならず所得証明の提出を要求する結婚相談所もありますので、相手の身元や状況についても事前に把握する事が出来、とても安心できます。
交際を断る場合も、結婚相談所経由なのでトラブルになりにくい
気になった相手と無事に会うことが出来たのは良いけど、そのあとで面と向かって交際を断るのはちょっと・・、そんなケースも出てくると思いますが、そんなときに結婚相談所であれば相手へ事務的に対応してもらえますので、トラブルになり難いと言うメリットがあります。
自分自身の気分的にも楽なのは良いですよね。
結婚相談所では、経験を積んだプロのコンサルタントからアドバイスを受けられる
自分ではもやもやしていた自分自身について、何組もの結婚相手を紹介してきたプロの視点でのアドバイスをもらうことができます。
これはあなた自身が実は何を求めているのかを気づかせてくれる事にもなり、相手に求める本当の条件とは何だったのか、プロのコンサルタントが的確に読み取ってアドバイスをもらえる、これは結婚相談所だからこその大きなメリットと言えます。
あなたの好みの男性を探してもらえる
理想の相手というものには、実はキリがない要望が重なって生まれるものですよね。
例えば見た目であったり、年齢、年収、お酒やタバコ等・・・。
でもここだけは絶対に譲れない!という条件を決めてしまうと、それで相手を探してもらえるのが結婚相談所です。
だから実のところお見合いしてみても、意外なほど自分の条件に合った価値観の近い人と会える可能性が高いのです。
結婚相談所のデメリットとは
長引くほど費用が高くなってしまう
結婚相談所によって差がありますが、基本的には、入会金、月額サービス料、それ以外にイベントへの参加料やお見合い料などが必要になります。
入会金以外に初期費用がかかったり、成婚退会時には成婚手数料の支払いが必要な結婚相談所もあります。
例えば入会後1年間活動を続けた場合にかかる費用ですが、以下の様なコストイメージになります。
データマッチング型 約15~25万円
インターネット型 約 5~10万円
特化型 10~50万円(男女特定条件による差)
自分にあった結婚相談所を見つけることがたいへん
以前の様に結婚相談所と言えばコレ!といった同じようなサービスをしている結婚相談所というものは少なくなりました。
様々な利用者のニーズに合わせて結婚相談所も独自の特徴あるサービスを創り出してきたためです。
あなたのニーズに合った、あるいはあなたと相性の良い結婚相談所はどのようなタイプになるのか、ご自身で見極める必要があります。
結婚相談所に何を求めているのか、どこまでのサポートを望むのか、ご自身の意向をはっきりさせる事で、自分にぴったり合った結婚相談所を見つけることが出来ます。
中にはお見合いのチャンス自体が少ない人もいる
人間性として何も問題が無いような良い人であったとしても、学歴や年収、職業、家庭環境等のプロフィール記載内容で判断されてしまい、なかなかお見合いを設定してもらえない、という人も、結婚相談所のサービスによっては発生することがあります。
特に安価に済まそうとしてサービスの機能を削ってしまった入会をしていたりすると、場合によってはこのような傾向もある事を知っておいてください。
結婚相談所のタイプとは
仲人タイプ
いわゆる一般の方がイメージされる個別にコンサルタント、コンシェルジュと言ったりアドバイザーと言う所もありますが、そのようなプロが結婚が決まるまでマンツーマンで手厚くサポートしてくれるタイプの結婚相談所です。
比較的短い期間で良いお相手とめぐり会う事ができて成婚率が高くなるのは、仲人タイプの特徴とも言えるのではないでしょうか。
その代わり費用も他のタイプと比べると割高になります。
でもたとえ費用が高くても、このようなサービスへ登録している人とはどのような人かをお考えいただければ、自ずと結婚への思いが強い方達なのだと考えられますよね。
データマッチングタイプ
インターネットタイプと分けてタイプ別に考える場合もありますが、基本的にはインターネットを活用して専用サイトで自身の登録データと、会員の登録データに基づいて、自分の求める相手を見つけてくれる結婚相談所になります。
基本的には殆どの結婚相談所では、このデータマッチングサービスは提供していて、更に他社の登録会員のデータを共有する事から、かなり沢山の登録会員の中からお相手を探し出してもらえます。
このようなある種自動的な仕組みを取り入れることで費用は仲人タイプよりは安く設定されています。
中にはアドバイザーがサポートしてくれるような結婚相談所もあります。
結婚相談所であなたに合う人を探しだす時のチェックポイント
結婚相談所でも仲人タイプとデータマッチングタイプ(インターネットタイプ)という2つのタイプがある事を説明しましたが、どちらを選べば良いのか、どのような基準で試していけば良いかチェックポイントをまとめてみました。
まずはご自身の予算を考えてみましょう
ここまでお読みいただいた方ならば、自ずと成婚率が最も高いのは、仲人タイプの結婚相談所なのだと結論が出ている事に気が付くと思います。
本気で結婚したい人にとっては、やはりそのような選択をと考えられたかもしれませんが、ちょっと待ってください。
相手が見つからなければ結婚は出来ないのは当然ですが、そもそも結婚を考えだしたなら、お金の使い方についても、出会った後に続いていく結婚式であったり、新生活へ向けて考えてみませんか?
家庭を持つという事はお金がかかるのですから、男性に依存しようなんて考えで結婚相談所を利用するなんて事は考えないでください。
そのような考えの人こそが、後で何かあった時に自分ではどうにもできなくなって苦しんでしまう人なのです。
ご自身の器に合った予算を決めて、その範囲内で努力しましょう。
個人情報等のセキュリティが万全か
結婚相談所へ提出する情報とは、実はかなり多くの個人情報を提出することになると認識しましょう。
つまり、本名、住所、職業、場合によっては勤務先、そして年収に至るまで、これらを公的証明書により証明することになります。
これだけの個人情報が簡単にどこかへ漏れてしまってはかなり危険と言わざるを得ないのです。
ですので可能な限りのセキュリティ対策がされている結婚相談所を選ぶべきだと思います。
ISO24000(プライバシーマーク)などは1つの目安になりますし、あなた自身でも結婚相談所へどのような管理がなされているのかを確認されると良いでしょう。
担当アドバイザーとご自身の相性はどうか
もしあなたが選択する結婚相談所が仲人タイプならば、マンツーマンで自分をサポートしてくれるアドバイザーさんとの相性はとても重要です。
ここに信頼関係が生まれないと、結婚というとてもデリケートな目的へ向かって頑張っていくのですから、信頼関係が構築できるかどうかで、アドバイスも変わるし紹介してもらえる相手も変わってくることになるからです。
実際に面接してみて、この結婚相談所ならば一緒に頑張れる、この人ならば私を解ってもらえそうだと思うアドバイザーがいる、そういった結婚相談所を選ぶことが大切です。
トラブルの予防対策があるか、トラブル発生時の体制があるか
以前、結婚紹介サービスと言った括りで、相手が見つからなかったから入会金を返せ、1件も紹介を貰えなかったのでお金を返して等の金銭トラブルが、多くのニュースで紹介された時期もありました。
この結婚紹介サービス業は日本に2000社以上あるのですから、どこかに悪意のある人達がいる事も考えておかなくてはなりません。
だから、契約前に必ず確認しておかなければならない事は、サービスの内容だけではなく、トラブルが起きない様にどのような予防策がとられているか、そして万一なにか問題が起きたときには、どのような体制で対応してもらえるのかを確認しておく必要があります。
特に確認しておきたいのは以下の様な点ですね。
- 返金に関する条件など
- 情報が漏れた場合の補償や対応など
- 紹介相手とのトラブルへの対応など
身元の確かな相手と結婚を目的とした出会いを求めるならば、出会いサイト等と比較しても結婚相談所の活用が最も確実な方法と言え…
結婚相談所を利用する場合の注意点とは
それぞれの結婚相談所が、自社PRとして”成婚率”という言葉を良く使います。
各社によって業界トップクラスなどと言いながらも、20%台であったり、50%台なんてのもあります。
これは成婚率に決められた定義が無いために、各社の都合で決められた成婚率になっているからです。
実際に対象となる期間だったり、成婚退会者数をどのように判断しているか等、各社の数字には差が出てくるのは当然なのです。
比較的大手の公表数値については、計算方法や過去実績を隠さず教えてくれる会社もありますから、そのような所は安心できますね。
結婚紹介サービス業での一般的な成婚率
このサイトでは、以下の2つの公的機関(と大手情報機関)による公開情報を結婚紹介サービスの一般的な成婚率としてご紹介します。
平成18年と平成22年の調査ですので、現在がどうなっているのかは想像の範囲を出ませんが、傾向として言えそうなのは、この10年近い間で各社のサービス体制はより充実した、あるいは新しいサービスを掲げた新会社が誕生した等の良い方向へ振れているのではないかと思えます。
平成18年 経済産業省が公表した報告書の資料内に記載された成婚率
引用:経済産業省(旧サイト)
平成22年 三菱UFJリサーチ&コンサルティング社が公表した報告書
引用:サービス産業生産性協議会
つまり、現時点での公的な調査データというのはありませんが、大手企業(特に株式を公開している企業)の数字データについては、信憑性が高いと考えても良いでしょう。
まとめ
本気で婚活をしてみよう!と考えたとき、やはり最も効果的と考えられるのは結婚相談所ではないでしょうか。
結婚相談所で紹介してくれるお相手は、公的証明済みの結婚意思がある人達である事は間違いありませんので、そこで紹介されたり検索するお相手と言うのは、少なくともあなたが希望する最低ラインを越えている人達なのです。
せっかくそれなりのお金を使うのですから、まずは好みの男性を見つけたら、積極的に会ってみる事をおすすめします。
そうした中で、自分の相手への条件が変わってくるかもしれませんし、最初から良い人にめぐり会えるかもしれません。
何より“婚活”を通して、何か自分の中にある恋愛観だとか、積極的になれる新しい自分を発見できるかもしれません。
特に40代、50代の女性は、統計では婚姻率が20%を切る、つまり10人に1~2人しか結婚できていない現状を考えますと、結婚相談所によってより有利な条件で婚活を進めて行く事ができるようになりますよね。
高齢化が進む日本において、30代はまだまだ需要がありますし、40代だって諦める必要は無いのです。
婚活を1つの機会として、男性から選んでもらえるような魅力的な40代でありたいものですね。
そして50代の女性だって、結婚に拘らず日頃の生活から自分磨きをして、婚活を通して若い女性達の見本になれるような心身共に美しい女性でいようではありませんか。
「私もそろそろ結婚のこと真剣に考えなきゃいけないのかな」 そう思い始めたとき最初に浮かぶ言葉って、「婚活」じゃなかったでしょうか? それならば「婚活」って何か決められた活動があるのでしょうか? 「婚活」ってしてみたいけど、[…]